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□□ C/C++関数ヘッダ自動生成・メンテナンスツール
□□ 「関数ヘッダメーカー V1.0」公開のお知らせ
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┃§1 β版での要望を反映
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関数ヘッダメーカーは 本年 4月にβ版を配布し、たくさんの方にご
試用いただきました。その折、試用者の方々からあげられた要望を
今回リリースする V1.0 に取り入れ、更に実用的になりました。
主な改善点を以下に記します。
@ .c .cpp ファイルの関数定義からだけでなく、プロトタイプ宣言か
らも関数ヘッダの雛形を作成できるようになりました。
A 関数ヘッダ中の関数名タイトルの部分の修飾の種類が増えました。
B プレビューウィンドウの大きさを変えられるようになりました。
C 255バイト以上のコメントを入力できるようになりました。
D 表示に使用するフォームの切り替えが【表示】メニューの直下から
できるようになりました。
┃§2 関数ヘッダメーカーとは?
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近年、Microsoft(R) Visual Studio .NET に代表されるような強力な
開発環境を使用して、効率的にプログラム開発を行えるようになりまし
た。ところが、ツールが強力過ぎるあまり、コメントの挿入などの「ソ
フトウェアの保守・メンテナンスに必要な作業」が「コーディングのス
ピード」に追いつかないという問題を生じるようになりました。
「納期に追われ、開発環境の機能・パワーに頼り、山のように追加して
しまった関数やメソッドの仕様書・コメントをどうしよう!」
どの開発者の方もこんな経験を一度はお持ちではないでしょうか。そん
な時には関数ヘッダメーカーがお役に立ちます。
関数ヘッダメーカーは C/C++ の関数に関するドキュメントを自動生成
・メンテナンスする開発支援ツールです。ソースコードを解析して関数
ヘッダの雛形を自動生成し、それにコメントを追加して関数ヘッダを完
成させるまでを支援します。同じ作業を手動で行う場合に比べ、開発者
の負担を大幅に軽減することができます。
あらかじめ、所定の位置にコメントが記されているソースコードであ
れば、自動生成した雛形だけでも、十分実用的な関数ヘッダができあが
ります。
コメントがあまりないソースコードでも、以下の機能により、コメン
トの入力作業を効率的に行うことができます。
@ 充実したテキスト処理機能を備えています。コメント入力の際には
1段落をベタ書きで入力すれば「テキスト折り返しのための改行の
挿入」や「インデントのための行頭の空白の挿入」は自動的に行い
ます。また、箇条書きや罫線画といった書式も処理します。
A コメントの自動補填機能を備えています。以前入力した(または解
析の際に検出した)「パラメータ」「戻り値」等のコメントを記憶
し、同じ名前のものを再度入力(検出)した場合には、記憶されて
いるコメントを自動的に補填します。
また、「ソースコードに埋め込まれているヘッダを再編集する機能」
や「ソースコードの更新をヘッダに反映する機能」等を備え、関数ヘッ
ダをメンテナンスする機能も充実しています。
その他、既存の関数ヘッダ作成ツールにはない、次のような機能を実
装しています。
@ 「.c .cpp ファイルの関数を記述している部分」または「関数プロ
トタイプ宣言」を解析対象にしますので、インクルードパスやプロ
ジェクトの情報などの面倒な設定は必要なく、すぐに、簡単に使え
ます。
A ソース中の規定のフォーマットで書かれているコメントから情報を
抽出して、関数ヘッダに更新履歴の一覧を作成します。
B Microsoft(R) Visual Studio シリーズのアドインにより、Visual C++
のソースコードエディタで編集中のソースコードから関数ヘッダを
簡単に作成できます。
とかく時間に余裕のないプログラム開発の現場では、コーディングと
デバッグが重視され、メンテナンスのためのコメント挿入や仕様書の作
成はおろそかにされる傾向があります。しかしながら、企業間のソフト
ウェア受発注においては、納品の際にソースコードのメンテナンス性も
チェックされますし、仕様書にも一定の品質が要求されます。また、コ
メント・仕様書の類が障害発生時の調査において役立つことは言うまで
もありません。
そんなコメント・仕様書の作成作業を効率化する関数ヘッダメーカー
は、個人開発から統合プロジェクトの開発作業まで幅広く、プログラミ
ングを側面から、強力に、支援いたします。
┃§3 関数ヘッダメーカーの特徴
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ここでは関数ヘッダメーカーの特徴である下記項目について説明します。
@ ソースコードから関数ヘッダの雛形を自動生成
A 充実したテキスト処理(コメント入力はベタ書きでOK)
B 以前入力したコメントを自動的に補填
C ソースコードに埋め込まれている関数ヘッダを再編集可能
D ソースコードの更新内容をヘッダに反映するのも簡単
E 所定のフォーマットのコメントから更新履歴一覧を作成可能
F 出力フォーマットを定義可能
G HTML 形式の関数ドキュメントを出力可能
H 面倒な設定は不要
I Microsoft(R) Visual C++ シリーズのアドインを提供
@ソースコードから関数ヘッダの雛形を自動生成
C/C++ のソースコードを解析して「関数型・関数名・アクセス制御型」
「パラメータ」「戻り値」「大域変数」「static変数」「更新履歴」
に関する情報を収集、自動的に関数ヘッダの雛形を作成します。
関数名や関数型など、機械的に解析できる情報の他に、例えば、
return ステートメントの後ろにコメントがあれば、それを戻り値のコ
メントとして抽出し、関数ヘッダに取り込むということもできます。
関数ヘッダの雛形は、「.c .cpp ファイル中に記述されている関数本体」
または「関数プロトタイプ宣言」のいずれかから作成することができます。
A充実したテキスト処理(コメント入力はベタ書きでOK)
ヘッダの編集作業において、ユーザは所定のテキストボックスにコメ
ントをベタ書きで入力すればよく、後は関数ヘッダメーカーが「行頭の
コメント記号」「インデントのための空白」「折り返しのための改行」
を適切に挿入し、文書のフォーマットを整えます。
また、箇条書きや罫線画などの書式も処理し、プレーンテキストであ
りながら表現力豊かなドキュメントを出力できます。
B以前入力したコメントを自動的に補填
例えば、関数ヘッダの編集作業において ERROR_SUCCESS という戻り
値に「正常終了」というコメントをつけたとします。関数ヘッダメーカー
はこのコメントを記憶し、次回 ERROR_SUCCESS を戻り値として検出し
た場合には、自動的に「正常終了」というコメントを補填します。これ
により、コメント入力に関するユーザの負担は軽減されます。
コメントの自動補填は「パラメータ」「戻り値」「大域変数」
「static変数」に対して機能します。
Cソースコードに埋め込まれている関数ヘッダを再編集可能
以前作成し、現在はソースコード中に埋め込まれている関数ヘッダを、
再度読み込んで編集することができます。
Dソースコードの更新内容をヘッダに反映するのも簡単
プログラム開発においては、ソースコードに修正が入るのは日常茶飯
事です。ですが、忙しさのあまり、コメントの修正まで手が回らず、関
数ヘッダの内容と実際のソースが食い違うという状況もよく目にします。
関数ヘッダメーカーを使うと、ソースコードの更新内容を既存の関数
ヘッダに自動的に反映することができますので、このようなヘッダと実
際の関数の食い違いを防止できます。
E所定のフォーマットのコメントから更新履歴一覧を作成可能
所定のフォーマットで記述されたシングルラインコメントを更新履歴
として抽出し、関数ヘッダに更新履歴の一覧を自動作成することができ
ます。
F出力フォームを定義可能
出力フォームをユーザが定義することができます。この機能を使って
独自の関数ヘッダを作成できます。
※注意 ユーザが定義した形式で出力したヘッダに関しては
上記Cで説明されている「再読み込みして編集」の
機能は使えませんのでご注意ください。
GHTML 形式の関数ドキュメントを出力可能
上記Fの「出力フォーム定義」の機能を使うと HTML 形式のドキュメ
ントを出力することができます。HTML形式でドキュメントを出力するこ
とで、より見栄えのよいドキュメントを作成できます。また、共通関数
の関数仕様書をプロジェクトのホームページで公開するといった作業も
楽になります。編集中の関数ヘッダはブラウザを使ってプレビューする
ことができます。
H面倒な設定は不要
「.c .cpp ファイル中で関数の実体を記述している部分」または「関
数プロトタイプ宣言」を解析対象として関数ヘッダの雛形を作成します
ので、「インクルードファイルの検索パス」や「開発環境のプロジェク
トに関する情報」等に関する複雑な設定は必要ありません。次の3ステッ
プで関数ヘッダの雛形を作成できます。
1) エディタで編集中のソースコードで、ヘッダを作成する関数を選択
2) 選択をクリップボードへコピー
3) 関数ヘッダメーカーを起動し、クリップボードのソースコードを解析
IMicrosoft(R) Visual C++ シリーズのアドインを提供
Microsoft(R) Visual C++ 6.0/.NET 2003, Microsoft(R) eMbedded
Visual C++ 3.0/4.0 のアドインを提供していますので、Visual Studio
のソースコードエディターで編集中のソースコードから簡単に関数ヘッ
ダを作成できます。また、作成したヘッダをソースコードに埋め込むの
も、ソースコード中のヘッダを再編集するのも簡単に行えます。
┃§4 動作環境
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OS:
Windows 98SE/Me/2000/XP
CPU:
Pentium V 500MHz 以上を推奨
必要ディスク容量:
インストールするドライブに3MB
開発環境:
Microsoft(R) Visual C++ 6.0/.NET 2003
Microsoft(R) eMbedded Visual Tool 3.0/4.0
その他 C/C++ のソースコードを編集できる開発環境またはエディタ
アカウント:
制限ユーザであっても使用できますが、インストールはコンピュー
タ管理者のIDで行ってください。
また、制限ユーザでは Microsoft Visual C++ シリーズのアドインが
使用できませんので、ご注意ください。
┃§5 ダウンロード先
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関数ヘッダメーカー V1.0 は作者ホームページよりダウンロードできます。
http://www.fermes-soft.com
2004年 7月末日まで、V1.0ダウンロード開始記念キャンペーンを実施い
たします。通常価格 1,980円がキャンペーン価格 1,280円でご購入いただ
けます。
通常価格 : 1,980 円
キャンペーン価格: 1,280 円
┃§6 問い合わせ先
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関数ヘッダメーカーV1.0 の技術的なお問い合わせは作者ホームペー
ジの掲示板にてお受けしています。
配布物の転載や雑誌等への記事掲載に関するお問い合わせは
info@fermes-soft.com にメールにてお問い合わせください。
その他の事項につきましては support@fermes-soft.com へメールに
てお問い合わせください。
以上
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