“OpenDOS窓” へようこそ！

はじめに。

OpenDOS窓はキャラクタベースのコマンドシェルです。 主な特徴は次のとおりです。 

• if, copy など、一般的なキャラクタベースコマンドシェルに実装されている代表的なコマンドが使用できます。
• バッチファイルを使用できます。
• コマンド履歴をサポートしています。過去に実行したコマンドを履歴から選択して再実行できます。
• エミュレータ版も提供します。PDAの環境整備だけではなく、エミュレータの開発環境整備にも使用できます。 
• 配布物中の STRRESOURCE.TXT を編集すると、コマンドが出力するエラーメッセージ等を変更することが出来ます。
• レジストリーの操作をコマンドライン、バッチファイルから行えます。また、レジストリのデータの出力形式を INF ファイルの AddReg セクションのフォーマットに合わせてありますので、表示したデータをそのまま INF ファイルにコピーペーストし、インストーラの作成に使用することもできます。

また、次の機能は実装していませんが、実装の要望が多く、且つ、技術的に実現可能なものは、次のバージョンで実装を考えたいと思います。 

• パイプとリダイレクト
• 標準入力、標準出力、標準エラー
• 外部コマンド(EXE)の実行終了までバッチファイルの実行を待機する機能

用途？

　OpenDOS窓は、仮称：WinCEエミュレーションエクスプローラ(Windows CEのエミュレーション環境とデスクトップ間でファイル転送を行う開発ツール。近日公開予定）の一部として作られました。そのため、どちらかといえば、一般のPDAユーザ向けではなく、開発者向けのアプリケーションに仕上がっています。また、バッチファイルを使えるようにしましたので、プログラム開発時のルーチンワークの実行や、フルリセットがかかってしまった後の環境再構築といった用途に役立ってくれると思います。

　巷では、エクスプローラライクなＧＵＩベースの高機能シェルが多数提供されていますので、「昔ながらのキャラクタベース・コマンドシェルを提供したところで、実用面でどれほどの意味があるだろうか？」という意見もあるかと思います。しかしながら、デスクトップアクセサリーの一つとして、こういうツールがあってもいいのではないでしょうか（なかなか味があって良いと思っているのですが、どうでしょう？）。

　また、OpenDOS窓は「Windows CE デバイスをより快適に使用する事」、そして、「Windows CE 用アプリケーションの開発効率を向上する事」を目的として提供されるソフトウェアです。私はこれを Windows CE 以外のプラットホームへ移植する意思はありません。

　

ご試用に感謝！

月並みの挨拶ですが…、OpenDOS窓 をご試用いただきまして、ありがとうございます。

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